今回は思考判断力を鍛えるための方法をお伝えします。
思考判断系の問題って難しいですよね。
生徒を見ていると、知識技能はできていても思考判断で点数を落としている子が多くいます。
最近の受験の問題では高校受験だけでなく、大学受験でも思考判断力が求められます。
国語の文章を読んで筆者の意図を推測する問題、記述式で自分の考えをまとめる問題や数学・理科・社会の応用問題などでも思考判断力が求められるため、日々、鍛えておくことが大切です。
1,「なぜ?」を繰り返して考える
知識を覚えるだけでなく、「なぜそうなるのか?」を考える習慣をつけましょう。たとえば歴史なら「なぜこの戦いが起きたのか」、理科なら「なぜ実験の結果はこうなったのか」を掘り下げると、表面的な暗記から深い理解に変わり、思考力が鍛えられます。特に歴史だと、「なぜこの戦いが起きたのか、どのような結果になったのか」を考えていくと暗記が簡単になるだけでなく、歴史の順番も覚えられるため、年号を覚えなくても並べ替え問題に対処することができるようになります。
2,意見を言葉にして人とシェアする
頭の中で考えているだけではなく、友達や家族に自分の考えを説明することで、論理性や判断力が育ちます。
「自分の意見を言葉にする→相手の意見を聞く→考えを修正する」という流れが、思考を深める練習になります。
国際学力調査でも、ディスカッション型学習が問題解決力を高めるとされているため、かなり効果的であると思います。
3,失敗から学ぶ小さなチャレンジをする
新しいことに挑戦するときには、必ず失敗がつきものです。でも失敗を振り返って「どこが原因だったか」「次はどう工夫するか」を考えることが、判断力を鍛える一番の近道です。部活の作戦ミス、テスト勉強の計画ミスなども、次に活かす材料にできます。
4,複数の視点から考えてみる
「自分の考えが正しい」と決めつけず、他の立場ならどう考えるかを想像すると、柔軟な判断力が身につきます。
歴史の勉強なら「武将の立場」「農民の立場」「外国の立場」など、いろんな視点を考えると、理解がぐっと深まります。理解が深まることで、単なる暗記ではなくなり、効率的に覚えられるようになります。
5,書いて整理する習慣をもつ
頭の中だけで考えていると、思考はすぐにごちゃごちゃしてしまいます。
ノートに「事実」「考え」「判断」を分けて書くと、論理的に整理して結論を導く練習になります。
特に、テストの記述問題や作文では大きな効果があります。
毎日、自分の考えていることや悩みなどをノートに書きだしてみるのもいいかもしれません。
まとめ
今回はおすすめの思考判断力を鍛えるための方法をまとめてみました。
1つずつでも、取り組むことで問題が解きやすくなったり、効率的な勉強ができるかもしれません。思考判断力は一朝一夕で身につくものではないので、継続してやってみてください!