上位大に進学した学生の言葉から読む子供が自ら伸びる環境作りのヒントをお届けします。
今回は「参考書、問題集の選び方」についてお送りします。
東京医科大学 医学部医学科 桐蔭学園高等部卒 K講師
[英語]問題集は学校で配られているものを何度でも繰り返して解くのが一番だと思います。参考書は、文字が嫌いならなるべくイラストの入っているものを選んだり、逆に文字を読むのが好きなら文字が中心のものを選ぶなど、少しでも読む気になるものを選ぶのが一番だと思います。私は参考書はほとんど買わず、学校の教科書や塾のテキストなどに新しく学んだことを書き込んだりして、自分だけの参考書を作っていました。
東京大学 文学部 佐世保北高校卒 A講師
[数学・算数]自分のレベルに合ったものを使うことが大切だと思います。難しすぎても、簡単すぎてもやる気の妨げになります。
早稲田大学大学院 創造理工学研究科 栄東高校卒 S講師
[国語]少し背伸びしてしまうかもしれませんが、大手予備校が大学受験向けに出している現代文のキーワードを集めた参考書があります。現代文ではこの内容が知識の手助けになりそうな気がします。古文、漢文は学校の内容をまずしっかりと覚える必要があるので、下手に参考書、問題集に広く手を出すのは危険な気がします。もし授業内容がちゃんと覚えられて、もっと勉強したい人は問題集を買って極めるのも良いかもしれません。
早稲田大学大学院 創造理工学研究科 栄東高校卒 S講師
[理科]理科についても問題の出し方、パターンはかなり絞られています。高校受験の範囲ならおそらく100パターンあれば十分です。参考書、問題集は1つのものを1年間、あるいは3年間使い続けましょう。それだけ知識や問題を網羅しているものを選んだほうが選び方として安全だと思います。買った問題集は、2周、良ければ3周して、決まったパターンを自分のものにしてください。どんな難関校でも出る問題はパターンに則ったものか、そのパターンを組み合わせた問題が出るはずです。
福井大学 医学部医学科 四天王寺学園高校卒 N講師
[社会]モチベーションの上がるものを選ぶ。レイアウトとかイラストとか字体とか。
まとめ
問題集・参考書の選ぶときのポイントは様々ですが、みんな一貫して言っているのが、浮気しないこと。とことんやり尽くすのが大事なようです。