「国語力」(読解力や語彙力)の向上は全部の教科に活きてきます!
授業の理解度、数学(算数)の文章題、理科社会の文章題、記述問題など中学に入ると読解力や語彙力がテストにつながってきます。
つまり国語力が身に着けば、ほかの教科の点数も上がってくることにつながってきます。
国語力がなぜ大切なのか
国語力はそのまま理解力や吸収力につながってきます。
例えば、学校の授業や教科書の内容は当然ながら日本語です。
授業で学んだ内容を正しく理解できるかは、先生が話した日本語や教科書に書いてある日本語を理解できるかどうかです。
国語力がなければ、意味が分からず退屈な授業を過ごし、国語力があれば、国語に限らず、理科社会数学の授業もすらすら理解していけます。
また大人になってからも学び続ける必要がある現代では国語力は永遠に役立つ能力と言えるでしょう。
国語力を鍛えるには
それでは国語力を鍛えるにはどうしたらよいのでしょうか。
国語力とはざっくり読解力や語彙力のことです。
ここでは読解力や語彙力アップのための楽しく取り組めることをご紹介します。
①音読
お子さんに国語の教科書を音読させてみてください。
ここで話し言葉と同じ速度で音読出来なければ、注意が必要です。
音読でスムーズに読めないということは、黙読でもスムーズに読めていない可能性が高いです。
つまり、授業で先生が読んだことについて行けていけず、学校の授業の理解度に影響が出てきます。
まずは、音読の学習を増やしましょう。
教科書を音読してもいいですし、市販で音読の教材もたくさん出ていますのでそれを使っても良いと思います。
中学生は理科社会の教科書の音読もいいですね。
毎日5分の音読を続けてみてください。
②読書
語彙力アップや読解力アップでは必ず「読書」が出てきますよね。
やっぱり読書って大事なんです。
読書で大事なのは、読む本は「自分で決める」ということです。
自分で決めると読む本が偏ってきますが、それでOKです。自分で決めることでやる気が上がります。
子どもが本を読み終わったら、「どんな内容だったのか」「印象に残ったところ」など話をしてみましょう。
親も同じ本を読んで、子どもと一緒に盛り上がって質問しあえるとより効果的です。
③新聞書写
すぐれた文章を書写することで、語彙力、作文力、集中力などが身についてきます。
新聞の社説(天声人語や小学生新聞の天声こども語など)を1週間に1~2個やるのがおすすめです。
ポイントは途中で休憩をはさまずに、1つの社説を最初から最後まで、早く丁寧に一気に書き写すことです。
時間を測って目標も立てるとモチベーションにもなります。
まとめ
最近は英語の早期教育が注目されすぎているように感じています。
「小さいときに英語を聞かないと、ネイティブな発音はできない」「周りがやっているから英語を早く始めなきゃ」と焦る気持ちもわかります。中には家庭での会話を英語でしている家族もいるようです。
もちろん英語の早期教育も将来意味のあることではあるのだと思いますが、
まずは、国語の力をしっかりと身に着けることが一番大切なことだと僕は思います。